香琳 Karin
大阪在住アナログ絵描き
コピックを始めとした「アルコールマーカー」で作品を制作し、SNSや展示をメインに創作活動を行っている。
和や縁起物、童話をモチーフとして取り入れた作品を多く描く。
Twitter(X):@11karin23
instagram:@11karin23
イベント会場でのライブドローイング、イラスト雑誌での手元メイキング等幅広く活躍されているイラストレーター・香琳さん。コピックギフトセットとして数量限定発売したコピック ブースターボックスでは初心者の方向けにオリジナルでコピックイラストを描き下ろしいただきました。今回のインタビューでは香琳さんについて、香琳さんのイラストについて色々とお話を伺いました。
ーイラストレーターのお仕事はいつ頃から、どのようにしてはじめましたか。
小中学生の頃だったと思うのですが、イラスト投稿誌「SS(スモールエス)」を読み始めたことでイラストレーターという職業を知り、なりたいと思うようになりました。
初めてイラストのお仕事をいただいたのは高校生の頃、SS(スモールエス)編集部からのご依頼でした。
投稿したイラストが誌面に掲載されたことがきっかけです。
ーどのようにイラストの技術を上げていきましたか。
幼少期から絵を描くことが好きだったので、沢山描き続けていたことが技術の向上に少しは繋がったのかもしれません。
色塗りに関する技術面だと、コピックを使い始めた当初から慣れるまでの間は技法書やpixivに投稿されているメイキングを見て練習していました。
ーコピックはどういったきっかけでイラストに使い始めましたか。
小学生の頃だったと思うのですが、立ち寄った画材屋で母がコピックを数本買ってくれたことが使い始めたきっかけです。
それからは貯めたお小遣いやお年玉で少しずつ買い足し、コピックを集めていきました。
色数が少ないときは重ね塗りすることで同じ色でも濃淡が出せることに気づいたり、色数が増えてきた頃にはグラデーションを作りやすくなったことに嬉しくなったり、コピックと出会ってからイラストを描くことがグッと楽しくなったことを覚えています。
ー香琳さんがよく使う色を教えてください。
BV20・BV23
V20・V22
E04・E70・E71
BG72
彩度が低めで落ち着いた色味が好きです。絵に取り入れやすく、鮮やかな色を引き立てることも出来て便利です。
ーコピック以外に、コピック周辺商品で愛用しているものはありますか。
線画を描くとき主線にはコピックマルチライナー 0.05mm セピアを使用しています。
セピア以外にもラベンダーやワインなど、線画の部分毎に使い分けています。
そして最近はコピック画箋筆が自分の中でブームです。筆ペンながらコピックと併用してもにじまないところが魅力的で、イラストによく取り入れています。
ーコピックの良いところを教えてください。
1番に思い浮かぶのは速乾性です。
私は色塗りのとき紙が乾くのを待たずに次々色を置いていきたいせっかちなので、コピックの速乾性にはいつも助けられています。
ー作品はどういったものからインスピレーションを受けることが多いですか。
描きたいテーマを決めて、そこからテーマに沿った資料を探したりラフを沢山描いてじっくりイメージを固めていくことが多いです。何かを見て突然アイデアがくっきりと思い浮かぶ、ということは少ないです。
ー香琳さんには今回コピックブースターボックスのために素敵なビジュアル、線画を描き下ろしいただきありがとうございました。購入された方に楽しんで欲しい塗りポイントはありますか。
レッスンブックを見ながら同じように塗ってみるも良し、自分の思うがままに塗るも良し、感性のままに色塗りを楽しんでいただけたら幸いです!
ーさらに、新たに素敵なウェイターさんも描き下ろしいただきありがとうございます!
こちらはどういったところをポイントとして描かれましたか。
コピックブースターボックス用ビジュアルは比較的シンプルな塗り・線画だった分、個人的な描き下ろしイラストでは小物を散りばめたり衣装の装飾を増やしたり密度を意識しました。
ー最後に、イラストレーターを目指す方々にエールをお願いします!
丁寧に心を込めて描き上げた絵はきっと誰かの琴線に触れると思っています。ぜひ投稿誌やSNSへ投稿してみたり、絵を見てもらう機会を作ってみてください。
私もまだまだ努力しなければいけない身なので、魅力的な絵が描けるようにもっと頑張っていきたいです。
ー香琳さん、インタビューありがとうございました!
ぜひ皆さんも香琳さんの線画を塗ってみてください★
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『遊園地』をテーマに、下記どちらかでエントリーしてみてください。
・コピック ブースターボックス ぬり絵 部門
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