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Clau Cicala(クラウ シカーラ)
ブラジル、サンパウロ生まれ。大学で広告とマーケティングを専攻し、大学院でプリントデザインを学んだことをきっかけに、彼女ならではのユニークなスタイルを活かしてパタンナー、ファッションデザイナーとしてキャリアを積む。
現在はブラジル国内外の学生などを対象に、クリエイターが起業し活躍していくためのノウハウなどを指導し、クリエイターを起業家にすることを目指し精力的に活動している。
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ーこれまでの経歴を教えてください
14歳の時に、叔父から地元の雑誌の仕事を手伝うように頼まれて、誌面のデザインや広告のレイアウトなどを担当するようになりました。4年間働いたのですが、これがデザインの仕事に関わるようになったきっかけです。その後、ソニー株式会社でグラフィックデザイナーとしてパッケージやフォルダーなどを制作する業務を担当し、その後は出版社で美容雑誌のデザイナーとして働きました。

ーパターンデザイナーとしてはいつから活動されているのですか?
結婚したタイミングでリオデジャネイロという素晴らしい街に引っ越した時、偶然パターンデザインの世界と出会いました。それにすごく興味を惹かれ、プリントデザインを学べる大学院へ進んだんです。課程を修了してからは、これまでのキャリアも活かしてクリエイティブスタジオを立ち上げることにしました。
スタジオでは、FARM、Blue Man、C&A、Karsten、Grendhaなど多くのブランドとコラボレーションする機会に恵まれました。

ークリエイターを起業家に成長させる活動も精力的に行っていると聞きました。
デザイナーとしてキャリアを積んでから時間が経つにつれ、これまで自分がプリントデザインなどについて学んだことを他者に教えることに興味を持ち始めました。そこで、私の経験や知識を他のデザイナーや学生に共有してために、デザイナーが起業家になるのを支援することを目指し、5年間かけてブラジルのいくつかの州を訪れ "BRASILIDADE ESTAMPADA"という活動を始めました。
幸いなことに、私の名前はブラジルでよく知られていたので、靴、衣料品、自動車、美容アクセサリーなどのブランドとパートナーシップを結ぶこともできました。
プリントデザイナーがプロとしての地位を確立するためには、自分の個性を示すユニークなスタイルが必要だと考えています。 それは自分の本質、自分のアイデンティティを示しています。
自分自身を知り、内面を見て、夢や目標を知らなければ、誰も独創的でユニークなものを作り、それを世界に示す勇気を持つことができるとは考えられません。

ーClauさんはこれまで多くの有名なファッションブランドとコラボレーションされてきましたが、 これまでで最も印象的な経験はありますか?
ブランドとの仕事はすべて特別な経験です。 パターンデザイン、プリントの制作においてどれも非常に勉強になりました。
あえて選ぶとしたら、Sandália IpanemaとGlamboxというブランドとのコラボレーションは私にとって特に大切な思い出です。
Sandália Ipanemaの仕事では、自分の手描きのスタイルをサンダルのデザインに反映させるという課題と、限られた色数しか使用できないという制限があったため、手描きのスタイルを守りながら、求められるものを作り出すために試行錯誤しました。
Glamboxのデザインの仕事では、色の制限がなかったので自分の創造性を最大限に引き出し、自分の創造性を伝えるイラストを作成することができました。 すべてのデザインをコピックで描いたんです。

Clauさんが手がけたイラストレーションが生地に使用されて作られたファッションコラボの一例。

ーとても華やかでパワフルなデザインですが、Clauさんのデザインに影響を与えているものはありますか?
私に最もインスピレーションを与えるのは自然です。花、葉、動物など、様々なものからアイデアをもらっています。

ーデザイナーと起業家、両方をこなしていくためのモチベーションはどこにありますか?
一番のモチベーションは、その仕事が好きであること、そして自分の表現したいものを色々な手段で伝えたいということです。ブラジルでは評価されにくいこともあり、デザイナーの自尊心が低いことが多いのですが、私はデザイナーとして経済的に自立できるということを多くの人に示したかったんです。
また、Clau Cicalaスタジオで確立した独自のプロセスとサービスによって、ほとんどの私たちのデザインワークはクライアントに大きな修正なく承認されています。このような経験によって、プリントデザイナーとしての成功への明確な方法を他のデザイナーにも示すことができるようになりました。

ーClauさんはデザインを制作する時にコピックを使用されていますが、コピックを使い始めたきっかけや使い続けている理由を教えてください。
コピックというブランドを知った瞬間から、虜になってしまいました。
ブラジルのオフィシャルブランドのウェブサイトでキットを購入したのが初めてコピックを手にした時です。
コピックのマーカーを使用してイラストを制作すると、自信と気に入った作品に仕上がりました。 他のマーカーも試しましたが、どれもコピックのような信じられないほどの色の範囲、発色の良さ、そして混色のしやすさがありませんでした。インクが補充できるという点もとても気に入っています。紙に描く場合は、コピックが最高のツールだと思います。今まで使った中で断然最高のツールです!

ー評価していただきありがとうございます。特に好きな色や使いやすい色はありますか?
たくさん好きな色があって選ぶのが難しいのですが……私のお気に入りはY15 / V09 / V06とRV29 / RV25 / RV69です。

ーこれからClauさんがチャレンジしてみたい事は何ですか?
今後の最大の課題は、世界中でBrasilidade Estampada Workshopを開催することと、国際的なブランドとのパートナーシップ取引や製品のライセンス供与を行うことです。コピックのスタッフの皆さん、インタビューの機会をありがとうございました!

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