Andy Bailey

Andy Bailey (Andymation)

米国在住のプロのストップモーションアニメーター。スタジオライカが制作した「パラノーマン ブライス・ホローの謎」「ボックストロール」など、数多くの作品に参加。
YouTuberとしても活動しており、オリジナルのユニークなパラパラマンガ(フリップブック)、アニメーション、ショートムービーなどを投稿して高い評価を得ている。チャンネル登録者数は2021年現在で400万人を超える。
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パラパラマンガの制作でコピックを使用しており、コピックの大ファンであるというAndyさん。 彼の創造的なアイデアがどこからやって来るのか、そのバックボーンや、お気に入りの画材であるコピックについてお話をお聞きしました。

 

— まず、あなたのバックグラウンドについて教えてください。パラパラマンガを作り始めたのはいつ頃ですか?

Andy Bailey:子どものころにパラパラマンガとストップモーションアニメの実験を始めました。 小学校の授業で、先生が簡単なパラパラマンガの作り方を教えてくれたんですが、本当に興奮して、家に帰って自分でもさっそく作ってみたのがきっかけです。それ以来、私はパラパラマンガのシンプルさと、魔法のような感覚に夢中なんです。

— そのパラパラマンガへの情熱がきっかけとなって、アニメ制作に興味を持つようになったのはごく自然なことのように思えます。あなたが大きな影響を受けたのはどういう作品や作家だったのでしょうか? 

Andy Bailey:ウィル・ヴィントンのスタジオが制作した作品にはとても刺激を受けましたね。 ガンビーなど他のクレイアニメも大好きです。また、「マイク・ザ・ウィザード」(原題:”Wizard of Speed and Time”)という短編映画を作ったマイク・イトロフというアニメーターもすごかったですね。 彼はこの映画で本当に面白いアニメーション技術をいくつか使っていて、感銘を受けました。それにティム・バートンの 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」や「ウォレスとグルミット」や「チキン・ラン」など、アードマンスタジオの作品にも大きな影響を受けました。

— プロのアニメーターとして活動をはじめたのはいつからですか?

Andy Bailey:2005年ごろ、大学で映画制作の学位を取得しながら、小さな独立系のアニメーションスタジオで初めてプロのアニメーターとして仕事を始めました。 当時を振り返ると、私のアニメには結構粗いところもあったと思いますが、キャラクターに生命を吹き込んで動かすのがとにかく大好きでした。

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— その後、2Dアニメではなく3Dのストップモーションアニメにキャリアをシフトしたのは興味深いですね。理由を教えていただけますか? 

Andy Bailey:私はアニメ全般の大ファンなんですけど、ストップモーションは、パラパラマンガと同じ理由でとりわけ私に響いたんです。パラパラマンガと同様に、私にはストップモーションが魔法のように感じられるんですよね。
私たちがストップモーションアニメを見るとき、目にしているのは「現実に存在している有形の物体」だと理解しているんですが、その一方でそれらがスクリーン上ではまるで生きているかのように動き、感情を表すのを見て、心を揺さぶられたりするわけです。これは魔法ですよね。

— プロのアニメーターとして輝かしいキャリアを築かれたわけですが、いまはYouTuberとしてもアクティブに活動されてますね。 

Andy Bailey:YouTubeは大好きですよ。パラパラマンガのような特定のアートフォームをメインにしたコミュニティの一部でいられることは素晴らしいですし、私はファンと交流するのが大好きなんです。人々がインスピレーションを得て、彼ら自身がオリジナルのアニメを作っているのを見るのは、本当に最高です。

— YouTubeチャンネルでは数々のパラパラマンガの動画を公開していますよね。 これは一種の原点回帰なのでしょうか? 

Andy Bailey:間違いなくそうですね。キャリアを積んで、参加した作品がアカデミー賞にノミネートされる経験も得ましたが、パラパラマンガへのノスタルジアと愛情はまだ健在です。
私は子供のころから作ってきた全てのパラパラマンガをずっと保存しているんですが、それを自分の子供に見せるのが大好きなんです。それに、チャンネルでパラパラマンガやほかのアニメーションを使って新しいことに取り組めるのは、すごく素晴らしいことだと思っています。

— 2020年には第2回となるパラパラマンガのコンテストを開催して、世界中から約1,600件もの応募がありましたよね。開催してみての感想をお聞かせくください。 

Andy Bailey:どのぐらいの応募があるのか、見当もつきませんでしたが、素晴らしい結果になりました。応募者の皆さんの様々なアイデアやユーモアのセンスを見ることができて最高でした。幅広い年齢層から応募があったのも、とても良かったです。全体として、このコンテストを通じてよりコミュニティに近づくことができたと感じています。また開催するのを楽しみにしているんですが、次回さらに増えるであろう大量の応募作品をもっとうまく管理する方法を考えないとね!

— コピックを使い始めたのはいつからですか?またコピックを選んだ理由はありますか?

Andy Bailey:オリジナル作品 “Grumpy Cloud” のパラパラマンガからコピックを使い始めました。 ずっと品質の良いのアートマーカーを探していて、コピックを発見したんです。美しく混色できるアルコールベースのインクが本当に素晴らしくて、感動しました。心からおすすめします!

— Andyさんのパラパラマンガの色使いはとても鮮やかで、コピックの魅力を引き出していただいていると感じます。特によく使う色などはありますか?  

Andy Bailey:かなり多くの色を持ってますよ。いろんな系統のブルーとか。それに黒は大量に使うし……グレー系の色調の幅広さも気に入ってます。

— 最後にイラストレーターやアニメーターを志望する若いコピックユーザーへのメッセージやアドバイスがあれば、お聞かせください。

Andy Bailey:私からのアドバイスは、評判の良い、信頼できるアーティストやアニメーターの本を読んで勉強し、まずはそこに書いてあるテクニックにそのまま従って練習を重ねることです。それで基礎を理解したら、自分の作品を見直してみて、どこか改善すべき点がないか徹底的に調べてみてください。
他のアーティストの作品をよく見て、彼らが何をしているかを分析するのもいいですね。アニメーター志望だったら、好きな作品を例にして、1コマごとに見ていってください。そしてそこから学んだことを自分の作品でも試してみてください。それを繰り返せば繰り返すほど、アニメーションを理解でき、自分の作品を見つめることを可能にする「目」が生まれるはずですから。

 

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